島根の10月はまだ少し夏の湿った空気が残っていて、また社員が集う年に数回のGM(General Meeting)がはじまる。

今回のGMは、ただの会議でも社員旅行でもない。会社の“いま”と“これから”を見つめ直す時間であり、そして人と人の「つながり」を確かめる旅でもある。

私たちGMC(General Meeting Creator)は、このGMを「どうしたら、皆が心から参加したいと思える時間にできるか」そんな想いで何ヶ月も前から準備を進めてきた。

そして今、全国から仲間たちが集まり、島根という“縁結びの地”で、私たちの時間が動き出す。

これは、学びと出会い、そして未来をつなぐ2日間の記録。GMCが見た“島根GM”の景色を、ここに綴ります。

GMC紹介

GMC(General Meeting Creator)とは、GMを企画・運営するメンバーのことです。毎回、各GMごとにメンバーを募っています。
今回はこの4人で島根GMCを担当しました。

スペシャルサンクス&ゲスト紹介

今回の島根GMの開催にあたり、COCONO Natural株式会社様よりナチュラルココナッツヨーグルトをお送りいただきました。
社員一同、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


そして今回、特別ゲストとして日下智晴様にもご参加いただきました。
ご自身の経験や視点から、たくさんの気づきと刺激をいただき、GM全体に新しい風を吹き込んでくださいました。
貴重なお時間をともにしていただき、心から感謝いたします。

【Day1・前半】スタートの熱気と対話

初日の前半は、まず役員、マネージャー陣からの全体共有からスタート。
その後、各チームごとに分かれてのグループディスカッション。テーマは「いいチームってどんなチームだろう」。役割や立場の異なるメンバーがそれぞれの視点から意見を出し合い、互いの考えを共有しました。

・信頼し合える関係
・目的を共有できるチーム
・意見を言い合える風通しの良さ
・成果を一緒に喜べる仲間づくり

出てくる言葉はさまざまでしたが、重なる部分も多く、「私たちが目指したいチーム像」が少しずつ見えてきました。新しい体制のもとで歩み始めるにあたり、メンバー全員で認識を合わせる大切な時間となりました。

【Day1・後半】両利きの経営を学ぶ

両利きの経営とは、企業が「既存事業の深化」と「新規事業の探索」を同時に進める経営手法であり、変化に強く持続的に成長できる組織を目指す考え方です。
島根GMCのおーもりさんから、出雲の国引き神話との共通項の説明、両利きの経営の典型的な事例紹介として富士フィルム社とコダック社の比較についてお話してもらいました。
最後に、チームディスカッションとしてDaiにおける両利きの経営について各チームごとにまとめてもらいました。

チームディスカッションの様子

「いろんなアイディアが出てて皆の話が聞けて面白かったです。ただ、あれこれ始めるんじゃなく愚直にBカートをやる。やりっぱなしじゃなくてちゃんと振り返る。まずはここだと思った。」

「〇〇が出来たら「おもろいな」という発言が多く、そういったワクワクを自身の中で思えている状態って素敵だと感じます。」

「イノベーションを起こさなければ、私たちは取り残されてしまいます。これは友人が私に常に伝えていたことです。「継続的改善」の文脈で使われていましたが、ビジネスとテクノロジーのあらゆる側面に当てはまります。」

「他チームの発想が、チームならではだった。他の事業に拡げるにしても、自社の立ち位置と時勢を捉えるのが大事と感じた。」

「両利きの経営、アイデアを出すのは難しかったけど、こういう観点を持って動いてることが大事かなと捉える。ふとしたタイミングで、ひらめくのかもとも思う。」

懇親会

懇親会の会場「根っこや」さんは、島根県中小企業家同友会のご縁でつながりができました。島根県と言えば、魚介類や和牛が美味しい地域ですのでその味を堪能させていただきました。飲み放題の日本酒も隠岐の島の地酒を楽しむことができました。

メンバーの感想

「懇親会も、コータローさんが繋いでくださった人脈からのお店であり、それゆえもともとおいしいお料理がさらにおいしく感じました。」

【Day2】出雲大社で感じた“つながり”と“祈り”

2日目は昨日と打って変わってすっきりとした快晴でした!ホテルを出て、皆で松江しんじ湖温泉駅まで歩きました。湖のほとりを通る道は風が気持ちよくて、自然と笑顔がこぼれる、のんびりとした時間でした。

駅に着くと、一畑電車がちょうどホームに入ってくるところ。レトロな車体がかわいくて、思わず写真を撮る人もちらほら。
電車の中では、窓の外に広がる宍道湖や田園風景を眺めながら、皆でおしゃべりしたり、写真を撮ったりとにぎやかな雰囲気。「天気がよくて最高だね!」という声が何度も聞こえてきました。

電車を降りて少し歩くと、立派な鳥居が見えてきました。天気は引き続き快晴!青空の下、出雲大社へ向かいます。

多くのメンバーが神楽殿の大注連縄を見上げ、その迫力に「おぉ〜!」と声が上がっていました。
それぞれが思い思いにお参りをして、ゆっくりと境内を散策。皆リラックスした表情で、穏やかな時間が流れていました。
中には昔の知り合いと偶然出会ったメンバーもいて、神様がご縁をつないでくれたように感じました。

【まとめ】島根で見えた、これからの私たち

今回は、初の島根県でのGM開催でした。
また、神在月という特別な期間に、メンバーが集まったことに大きな意味があると感じます。

島根県は、西から東までたくさんの魅力がある県で、このGMでは出雲地区を中心に回ったのですが、メンバー同士のコミュニケーションを通して、チームビルディングが出来たのではと思っております。

「八雲」と表現された、雲が勢いよく立ち上がり広がっていくように、社会に対してより良いサービス・会社を広げていきたいと思います。