こんにちは!開発チームのフェアリーとちゃありぃです。

当社では四半期に一度、日本各地に住んでいるDaiのメンバーが一堂に会するGeneral Meeting(以下、GM)を開催しています。GMの中でも12月に開催されるものは忘年会も兼ねて、Daiのメンバーだけでなく、その家族をはじめ日頃お世話になっている方々をご招待する特別なGMです。そのGMを昨年末に京都で開催しましたので、この記事でレポートします!

GMとは?

今回のGMの目標は、記事のタイトルの通り30期目に突入してから初めて年末に行われるGMということで、「30期の感謝・お祝いを表現して、次の年に向けて勢いを付ける。」としました。

フェアリー&ちゃありぃ含むGMクリエイター(以下、GMC)4名の間で話し合ったところ、それならば株式会社Dai設立の地である京都で開催しよう、とすんなり意見がまとまりました。

実は、昨年末のGMも京都で開催されたのですが、コロナの影響で一部コンテンツを実施することができませんでした。今年こそはメンバー全員で年末の京都でのGMを成功させたい…!とリベンジの思いを秘めていたGMCもいたようです。

(ちゃありぃ)

1日目

鷲山先生の講話「ベルーフ・天職義務と報徳の勤・倹・讓」

放光山長福寺の大広間を貸し切って講義していただきました

ドイツ哲学をご専門とされている大日本報徳社社長の鷲山先生に、ドイツ哲学の視点で「はたらくとは何か?」について講話をして頂きました。私たちは「はたらくを変える」をミッションに掲げていて、コーラルワークを実践する中で日々理想のはたらき方を追求しているので、私たちには無いドイツ哲学の視点から「はたらくとは何か?」について考える貴重な機会になりました。

講話の内容としては、マックスウェーバー著「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」を鷲山先生が専門書特有のわかりにくい表現を噛み砕いて解説してくださるものでした。

非常に専門性が高い書籍を読み解く内容だったので、さまざまなバックグラウンドを持つDaiのメンバーのみんなが理解できるようにお話しいただくのはとても難しい事だったと思いますが、レジュメを作成していただいたり、丁寧に解説していただいた結果、歴史的な観点ではたらくことについて考え、ひいては生きる上で大切なことにも思いを馳せる時間にもなりました。(フェアリー)

書き納め

鷲山先生からのお話を受け、たくさんの質問が上がり理解がより深まった後は、チームに別れてのディスカッションタイムへ移りました。テーマは「10年後どうありたいか」。

かなりざっくりしたテーマに戸惑うメンバーもちらほらいましたが、心身の健康や大切な人たちとの関係、10年後の自分のはたらき方などについて思いを巡らせながら、メンバーそれぞれが大事にしているもの・ことについて改めて聞くことができました。

じっくり話し合った後はいよいよ書き納めのお時間です。年末なので書き初めではなく書き納めです。

各々短冊サイズの紙に10年後の未来について、慎重に筆ペンでしたためていきます。

ドキドキ

普段パソコンで文字を打ってばかりいるので、自らの手で、しかも縦書きで文字を書くというのはちょっとドキドキしましたね。
それぞれで書き上げた短冊たちは、吊された後タイムカプセルに保管されるのですが、その話はまた後ほど。(ちゃありぃ)

会計勉強会

書き納めが終わった後、同じ会場で会計勉強会を実施しました。会計勉強会の参加資格は入社1年以上経過であるため、1年未満のメンバー達は後述するフレッシャーズの会に参加すべく、ここで別会場へ向かいます。

普段のGMでは、顧問の礒川先生は会計勉強会にリモートでご参加いただいていますが、今回は年末のGMであるため顧問の先生をご招待させていただいており、オフラインでの勉強会が実現しました。
普段は画面越しの礒川先生と対面で勉強会を実施できたためか、いつも以上に参加者から質問がたくさん飛び交ったり、役員からこれまでの30年の振り返りと今後の事業展開についての熱い話があったり、とても熱気を帯びた会になりました。(フェアリー)

フレッシャーズの会

会計勉強会に参加しないメンバーやゲスト、一部ご家族も合わせて12人の方がフレッシャーズの会に参加してくださいました。会計勉強会に参加しないメンバーのみで集まることが多いので、いつもと違う顔ぶれに少しワクワクしつつ、フェアリーよりフレッシャーズの会についての説明からスタート。

今回の参加者ですが、中学3年生から80歳までの幅広い年齢と経歴の方に参加していただいていたので、今回はそれぞれ5〜10分程度ずつ自己紹介や今後の野望などなど好きにお話いただき、それをみんなで深ぼっていく時間としました。

うちのメンバー含め経験豊かな方ばかりだったので、初めて聞く話にみんなからの質問が止まらず、最後の方は時間が押してしまいましたが、とても充実した会となったのではないでしょうか。(ちゃありぃ)

忘年会

マイクを意地でも使わない社長とどうしても渡したいCTO

年4回実施するGMの中で、12月のGMを特別なものにしているもの、それは本記事冒頭でもご紹介した忘年会の存在です。
忘年会は、普段お世話になっている人たちに感謝の気持ちを表す機会なので、GMC一同はゲストの一人一人に感謝の気持ちが伝わるように企画を作りました。

はたして、感謝の気持ちはみなさんに伝わるのか!?そして、社長には秘密にしていたサプライズ企画は成功するのか!?

いよいよスタート

忘年会の開始早々に、まずは来場して下さったゲストの方々のご紹介をさせていただきました。
本来はゲストの方お一人お一人にお話をしていただきたいところでしたが、大変ありがたいことに約30名のゲストの方にお越しいただいたので、会場前方のステージにみなさん並んでもらい、代表者一人にコメントを頂く形式で進行をしました。

残念ながら今回は参加できなかったりんごのきのした農園さんからは、30期を迎えるDaiへのお祝いのメッセージをいただきました。このメッセージは以前からつながりがある長野在住のDaiのメンバーが代わりに読み上げさせていただきました。また、忘年会のドリンクとしてりんごのきのした農園さんのりんごジュースとシードルを、参加者へのお土産としてりんごをご用意しました。

ジュースは全6種!ちゃありぃのお気に入りは「ゆずとりんご」

今回の忘年会は立食形式であったため食事や歓談の際に席が固定化されずに、参加者同士の交流が盛んに行われたように見えました。この点は、事前にDaiのメンバー内で積極的に参加者同士のコミュニケーションが生まれるように配慮しようと認識を合わせていたことも大きく影響したかと思います。

会場前方の壁側には、書き納めの時間に10年後の未来について各メンバーが書いた短冊が飾られていました。この短冊は忘年会の後半でタイムカプセルに保管されることになっています。10年後に再び開けるのが楽しみです。

みんなちがって、みんないい

途中、予定にはなかったけどアドリブ的にステージでお話をして下さる方も現れて会が盛り上がる中、なんと結婚式を控えたハルさんにサプライズでDaiからのお祝いの品が渡されました。ハルさんは今回のGMを企画したGMCの一人でもありますから、余計に驚かされたのではないでしょうか。

大成功〜!

盛り上がりは止まない

会も終盤となり、いよいよGMCが仕掛けたサプライズを発動するときがきました。サプライズは2本立てで、一つはDaiのメンバー一人一人に仕事仲間や家族や会社に対して日頃から感じている感謝の気持ちを語ってもらった動画です。

感謝の襷を繋いでいくというコンセプトのもと、各メンバーに撮影してもらった映像を繋ぎ合わせて制作したため「どこで」「誰に」「どんな」感謝を表すのかみんなバラバラでとても面白い動画に仕上がっていました。

左:ザ・バイヤー 右:ザ・ダイヤー

もう一つのサプライズは、Daiが以前発刊していたザ・バイヤーという仕入れ情報誌をオマージュして今回のGMCのために制作したザ・ダイヤーという架空の雑誌の発表です。

GM情報雑誌というコンセプトで今回のGMに関する情報をオマージュ元のザ・バイヤーそっくりに作り、実際に1部だけ印刷・製本しました。

表紙の制作に当たっては、当時ザ・バイヤーのイラストを担当されていた森迫先生に10年ぶりにイラスト制作を依頼させていただきました。

楽しい時間はあっという間

最後は、福岡在住のフェアリーが会場前方に飾られていた短冊をタイムカプセルに納め、博多手一本の音頭をとって、お開きになりました。(フェアリー)

2日目

家族やゲストがたくさんいらっしゃる中、2日目のコンテンツは何をしようかGMCの間で熟議した結果、京都在住メンバーが多いこともあり、Daiのメンバーを通して京都を知る・楽しむコンテンツを企画しました。

<選べる4つのコンテンツ>
・京都×Daiのナマコ博士(水族館コース)
・京都×Daiのママさんランナー(散策コース)
・京都×Daiの瞑想ラバー(坐禅コース)
・京都×Daiのものづくり先生(紙飛行機コース)

各々好きなコースを選び、いざ出発!
各コンテンツに参加したGMCからそれぞれレポートしていただきました。(ちゃありぃ)

水族館コース

今回のGMのベストショット候補No.1

年末のGMにはDaiのメンバーのご家族もご招待しているので、子どもも楽しめるコンテンツとして、またDaiの中に大学でナマコについて研究しているメンバーがいるので、アカデミックな視点からも楽しめるコンテンンツとして京都水族館をめぐるコースが企画されました。

京都水族館を巡った感想としては、シンプルにチンアナゴのかわいらしさ、オオサンショウウオの体の大きさなどが印象的でしたが、展示の面白さにも目を引かれました。他の水族館ではあまり見られない、ペンギン同士の恋模様などを図式化したペンギン相関図やクラゲの姿を模したランタンなど、面白い見せ方に関心の連続。クラゲ展示エリアでは、ナマコ博士からGPFでノーベル賞を取られた下村教授の研究にも関わるオワンクラゲの話もあり、プライベートで行く水族館とはまた違う楽しみ方ができました。(フェアリー)

坐禅コース

京都在住メンバーの中に、宿坊に1週間泊まり込みで坐禅を行うほど坐禅が好きなスタッフがいることから生まれたこの企画。彼以外は坐禅は今回がほぼ初めてというメンバー10人で参加させてもらいました。

初めに住職から法話を頂戴し、坐禅の行ない方を教えていただきました。当日は12月末の早朝ということもあり、寒い時期でしたが、住職が言われる通り、丹田呼吸法(おへその10センチ下あたりの筋肉を収縮させる呼吸法)を実践すると体がポカポカしてくるのがわかりました。

坐禅中は何も考えずに「無」になれるように心がけるのですが、これが中々難しい。。気がついたら昨日の飲み会のことや、仕事のことを考えていたり。。「無」になることは難しかったのですが、静寂の中でできるだけ頭を空っぽにして過ごす時間というのはとても贅沢でした。(GMCハル)

霊芝山 光雲寺

散策コース

京都散策組は、ランニングが好きな京都在住メンバーのちょっちゅねぇが実際に走っているコースを、ガイド付きで回りました。(さすがに歩きで。)

スタートは、銀閣寺から始まり、哲学の道、南禅寺、琵琶湖疎水、無鄰菴の順番で、京都再発見会の万木さんにガイドいただきながら各所をまわり、様々な時代・建物・人物のお話しを聞く中で、当時の情景を思い浮かべながら観光をしました。

特に印象に残ったのは琵琶湖疎水!
ちなみに皆さんは琵琶湖疎水ってご存じですか?(漢字で書くと大変ですよね~)
明治維新における東京遷都によって人口が減っていく京都を何とか再生しようと、琵琶湖と京都を結ぶ希望の水路が作られました。それが琵琶湖疎水なんです。今も勢いよく水が流れており、南禅寺の裏にある水路閣(頭上を水路が通っていた…!)も迫力がありました。なにより、この水路を当時21歳で設計した田邉朔郎はとんでもない人物だなと感じました。

田邉朔郎の銅像

今回は、メンバーのランニングコースをもとに観光しましたが、まだまだ京都には魅力がたくさん詰まっていそうです。そして京都だけでなく全国各地にも魅力的な場所があるので、GMがきっかけで面白い出会い発見があることも、コーラルワークの醍醐味だなと感じました!(GMCシャルマン)

紙飛行機コース

今回のGMCでもあるフェアリーは、Daiのお仕事とは別に週5日、電子工作教室を開いて子供たちにものづくりを教えています。そこで今回は紙飛行機作りを通して、フェアリー先生の教室を体験してみました。

お子さんの参加率高めだったため、終始にぎやかで兄弟喧嘩も起こったり色々ありましたが、みんなで協力しながら紙飛行機を組み立てていきました。

のりで手をベタベタにしながら出来上がった紙飛行機を少し飛ばしてみたのですが、すぐに落下してしまいました。するとフェアリー先生が、水平尾翼の角度を少し調整するとうまく飛ぶかもと教えてくれたため、実践してみたところ無事遠くまで飛んでくれて、大人の私でも嬉しくなっちゃいました。

普段と違うフェアリーの先生らしい顔を見ることができましたし、参加してくれたキッズたちも楽しそうに取り組んでくれたので、よかったなぁとしみじみしたのでした。(ちゃありぃ)

閉会式

GM2日目の午後、京都駅前の開けている場所で閉会式を実施しました。
午前中はコンテンツ毎に4つの組に分かれていましたが、コンテンツが終わった組から閉会式の場所に順に集まっていき、ついに閉会式が始まりました。

無事に何事もなく閉会式が行えることに感謝をしつつ、各コンテンツの感想を軽く共有し合った後、1日目の忘年会で、社長に最終ページを託されていたザ・ダイヤーがついにお披露目されました。そこに書かれていた言葉はズバリ「共に参りませう天下とり」。来年に向けて、そして次の30年に向けて、この言葉を胸に頑張りたいものです。

その後、各コンテンツに参加していたメンバーから簡単な感想等の共有があり、そしていよいよ、閉会式で恒例となっている現GMCから次のGMCへの引き継ぎ式が執り行われました。歴代のGMCから引き継がれてきた旗を、次のGMCを代表して1月に入社を控えたタイソンが受け取って、今回のGMのすべてのコンテンツが完了しました。(フェアリー)

共に参りませう天下とり

おわりに

次のGMは、4月に奈良の橿原(かしはら)で開催されます。
橿原ってどこやねん、なんでそこでやるんや、と思ったそこのあなたはきっとコーラルワークにも興味を持ち始めているはず。
一緒に成長できる、成長したいと思っているメンバーをまだまだ募集中ですので、ぜひご応募ください。(ちゃありぃ)

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