武田 みなみ(たけだ・みなみ)
はじめまして。株式会社Daiの武田です。
北海道の新篠津村で暮らしています!
「コーラルワーク」という柔軟な働き方を地方に広めるため、北海道を中心にイベントの企画など様々な活動をしています。
地域に根差しつつ、新しい働き方のムーブメントを起こせたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします!
武田みなみ
北海道の「村」で過ごす日々とは
――武田さんは現在、北海道の新篠津村に住んでおられますが、なぜ新篠津村を選ばれたのですか?
大学生のころ、現在の夫が大学の先輩の紹介で新篠津村の農家バイトをしていて、その縁で私も新篠津村に来たことがあったんです。
最初こそ「村」という名前に、寂れていて活気がないところ、というイメージを持っていましたが、新篠津村はぜんぜん違うところだったのでビックリしました。
――実際に足を運んでみて、新篠津村にどんな印象を持ちましたか?
たとえば、農家の方が思っていた以上に皆さん若かったり、村内を盛り上げるためのイベントが企画されていたり。村全体が生き生きとしている印象で、とても惹かれましたね。
とはいえ、夫も私も最初は新篠津村に引っ越すつもりはなかったんです。夫が公務員試験を受ける際に派遣地の候補の1つとして新篠津村が挙がり、無事に合格したので引っ越してきました。
――なるほど。ちなみに、武田さんも旦那さんも北海道出身なんですか?
そうです。私は函館出身で、大学進学で札幌に来ました。夫は帯広出身です。
――新篠津村での生活はいかがですか?
思っているよりスローライフという感じではないですね。でも犬の散歩中に人通りのない道で夫と寝そべって星空を眺めたり、月明かりだけで散歩ができたりと、都会では味わえない体験ができます。
――とてもロマンチックですね。
冬は朝昼晩と除雪が大変ですけどね。北海道は広大だから各家の敷地も広くて、除雪機を使っても時間がかかります。それから、最近はヒグマが人里に降りてくることもあるので、猟の免許を取ろうかと思っています。
――除雪にクマ…素敵な部分と、大変な部分があるんですね。
地域の「はたらくを変える」ことが目標
――株式会社Daiに入社したきっかけは何だったんですか?
前職は無線機の卸売業者で、アナログな受注業務をしていました。それを何とか効率化できないかと調べているうちに、Bカートを知って、そこから運営会社であるDaiの存在も知りました。
Daiの求人や代表のブログを見ているうちに、すごく興味が湧いてきて。どんな会社か想像もつきませんでしたが、1年ほど悩んだあと、前職を辞めるタイミングで思い切ってDaiに応募してみました。正直受からないと思っていたので、採用いただいてかなり驚きました。
――1年越しの決断だったんですね。では、新篠津村に住むDaiのメンバーとして成し遂げたいことはありますか?
新篠津村に限らず地方では、どうしても古い考え方が根付いていて、たとえば子育ては母親がすべきとか、正社員でも給料が低いなど、働き方の選択肢が限られているんです。
私はDaiが提唱する「コーラルワーク」という柔軟な働き方をもっと地方に広めていきたいと考えています。収入面でも働き方の自由度でも、地方にもっと可能性を広げられるはずだと思うんです。
――実際に住んでいるからこその課題感ですね。どういった動きを考えていますか?
まずは北海道のイベントなどでDaiの存在をアピールし、将来的には新篠津村でもイベントを主催するなどして、Daiとコーラルワークの認知度を上げていければと思っています。新篠津村主催のイベントにDaiの名前を出したり、音楽イベントを開催したりといったことを考えています。
企業など外部の団体が新篠津村に来ることはあまりないので、Daiをきっかけにした出会いを作ることができるかなと思っています。農家の方とも関われるようなイベントができたらいいですね。
――地域に根差しつつ、新しい働き方を広めていきたいと。素晴らしい志ですね。
今はとにかく、新篠津や北海道の方と知り合うことを意識して活動しています。これは沖縄に住んでいるメンバーがすごく上手なので、ときどきアドバイスをもらっています。北海道と沖縄は意外と近いところがあるので参考になる部分が多くて助かっています。
――北海道で熱く活動されている武田さんの今後も楽しみです。本日は貴重なお話しをありがとうございました!