セールスとして大事にしているのは、自分にも相手にも嘘をつかないこと。

自分のしていることが、お客さまにとって、そして社会にとって良い影響を及ぼすか。

そんな問いを胸に、皆様と携わらせていただいております。

木脇 悠太

元プロサッカー選手という異色の経歴

インドでプレーする木脇悠太さん(金髪の選手)

――悠太さんといえば「元プロサッカー選手」という異色の経歴です。どこの国でプレーしていたのですか。

ポーランド半年、ラトビア半年、インドで4年プレーしてきました。
最初は大学4回生の冬に、エージェントの紹介でポーランドに行きトライアウトを受け契約を勝ち取りました。
そこから半シーズンを過ごして、もっと上を目指したいと移籍を決意。ラトビアでトライアウトを受けて契約締結。そこでも半年間プレーしました。

――いろいろなチームでプレーされてきたんですね。

本当に様々な経験をさせてもらいました。「セミプロ」扱いだったポーランド、ラトビア時代は初めての海外生活に加えて、環境も整っていないので文化の違いから来るトラブルや差別、人に騙されるなど。完全に「プロ」としてキャリアを積んだインドではビッグクラブの一員として6万人を超える観客の中でプレーをさせてもらうなど、酸いも甘いも経験させてもらいました。

――プロ選手としてのキャリアは、インドでの4年間なんですね。

そうなります。最初のインドのクラブは自分で売り込みをかけ、金額交渉まで自分で行い契約に至ったのは貴重な経験でした。プレーの面でも活躍することができ、毎シーズン終了後には複数チームから獲得オファーを頂き、給与面でもサッカー選手としてそれなりの金額をいただくことができました。

――そこまで順風満帆だったのに、なぜサッカーを辞めてしまったのでしょうか。

僕は小さい頃からサッカー選手になるという夢とは別に、ビジネスマンとして活躍するという目標もあって。大学のころの同級生には若くして活躍している人も多く、日本に帰って話をするたび、みんなの活躍が眩しくて。「随分差が開いたな」と焦る気持ちがありました。

それに、サッカー人生って長く続けられても30ちょっとくらいまで。インドで4年間プレーした当時の僕は28歳になっていて、残された時間は多くない。サッカー人生は十分満足のいくものになったので、引退するなら今がいいんじゃないかなと思いました。

――悠太さんの憧れていたビジネスマンは営業職のイメージですか。

必ずしも営業というイメージではなかったです。ただ、今まで1度も就活をしていなかったから、世の中にどんな職種があるのか、業界があるのかすらイマイチ分かっていなかった状態です。
ただ単身海外に渡って、言葉も分からないなかでなんとかやれてきた自信だけはあったので、営業職ならできるだろうって、ほとんど消去法で選んだのが理由です。

営業職として意識しているのは「主観正義」を貫くこと

――そこから某人材会社(編集者注:大手!)に入社したわけですね。会社員として過ごすうえで、元サッカー選手としての経験が活きる場面はありましたか。

あります。サッカーがというよりかは、プロの世界にいたというのは大きかったです。
プロチームでは、仲良くしていたチームメイトが、ある日突然ロッカールームから消えるというのが日常でしたから。結果へのこだわりとか、自己成長の意識とか。そういった部分はほかの方と違う感覚を持っていたと思います。

――はじめての会社員で、うまくいかなかったことはありますか。

もちろん上手くいかなかったことはありましたが、それがシンドいと感じたことはなかったです。それこそ、サッカー人生のシンドいことに比べたら大したこともないなって。

――もっと苦しいことを経験したから平気だったのですね。

当時は28歳で未経験、名刺交換もしたことないし、パソコンの操作もおぼつかない。8時間椅子に座った経験もないという状態だから、できないことが当たり前だと思っていましたし、それで悩むことはありませんでした。
ただ、周りとの年齢や経験の差はとても感じていたので、とにかく数をやっていこうと。そうしたら、3ヶ月目、4ヶ月目くらいから結果が出始めました。

――3ヶ月目以降に伸びた理由は何だと思いますか。

「出来ないのが当たり前」だと思っていたので、周りに恥じらいもなく質問していけたのは大きいと思います。22歳の人にパソコンの使い方を教えてもらったり、テレアポの仕方を教えてもらったり。
当時僕がいた会社はとても平均年齢が若かったので、当時のチームでマネージャーを除くと自分が最年長になっちゃう。そんな状況でも、とにかく自分から教えてもらうし失敗しまくりました。

――Daiでも営業職として活躍されている悠太さん。どういったスタンスでお仕事をしていますか。

お客さんにとってよくないと思ったことは素直に伝える。自分の「主観正義」をちゃんと伝えることです。

――主観正義とはなんでしょう。

これは元々前職の人材系企業から学んだ言葉です。意味としては、自分の中に正義を持ちましょう、というようなことで、自分がやりたいことや、自分が正しいと思うこと(=主観正義)を相手に伝える・実現することが大事だと思っています。
それは社内の仲間に対してもそうだし、お客さんに対しても、ちゃんと伝えるということを大事にしてますね。

――正義の定義って人それぞれですが、悠太さんにとっての「正義」はなんですか。

自分にも相手にも嘘をつかないこと。たとえば、目先の契約欲しさに、効果が見込めなさそうなケースでも押し売りをするとか、そういうことは正義ではないと思います。
クライアントだけじゃなくて、クライアント先のエンドユーザーさんだったり、突き詰めていったときに社会のためになっているのかを考えることですね。

元サッカー選手・大手人材会社を経て感じたDaiの面白さ

――Daiってどんな会社だと思いますか。

一言でいうと「おもろい」。おもろい会社だと思います。
世間一般の会社より社員みんなが思ってることを自由に言える会社なので、いろんな人からいろんな意見が出てくる。たとえ社長相手でも、違うと思ったら社員がきちんと反対するとか、普通はないと思います。

――前職でいろんな会社を見たからこそ、そのように思うのですか。

そうですね。やっぱり営業をしていると、いろいろな企業と接する機会がありますが、それを踏まえても、Daiはレアな会社だなと思います。
メンバーもいいし、仲間だと思える人しかいない。コーラルワークもおもしろいし、日々会社が成長していることもおもしろいです。

――それでは最後の質問です。Daiで成し遂げたいことはありますか。

具体的ではないけど、とにかくもっと大きくしたいと思っています。大きくっていうのは人員的に大きくしたいという意味で。
なぜかというと、このおもろい会社に入ってくれる仲間、おもろいことに共感してくれる仲間を増やしたいなって。そうすると、いい意味でDaiの社会に対する影響力も増えて、社会にもより貢献できるようになりますから。

――Daiならそんな未来も叶えられると思います。本日はありがとうございました!