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役員メッセージ

代表取締役社長

木脇 和政

私たちは文化を愛し、教養を育む

私たちの会社には、いわゆるミッション・ビジョン、バリューと呼ばれるものがありますが、それらのさらに上にフィロソフィーを設けています。

“文化を愛し、教養を育む”

まるで高校や大学の教育理念にも見えるでしょうがこれが私たちのフィロソフィーです。 一般的には会社の目標みたいなものを掲げるのだと思いますが、私は会社よりも人としての目標を一番上位に持ってきたいのです。 人がいてそれで会社がある。 ここを間違ってはいけないと思います。 一般的な仕組みとしては、資本があって会社があって人がいるんだと思います。 しかし、そうではなく人がいるから会社ができてそして資本ができていくんだと思うのです。

人が最初です。 そこにいる人が文化を愛し教養を育んでいけば、おのずと会社は成長し資本は蓄積されていくでしょう。私たちは2020年に完全なテレワークに移行しました。思った以上に順調にこの働き方は機能してきたと思いますが、問題も見えてきました。 今後この働き方を理念として掲げる“コーラルワーク“へと昇華させていくためには、この上に掲げたフィロソフィーはより重要になってきます。

では、文化とは教養とは? 文化は多層化された土壌のようなものです。歴史の積み重ねもそうですし平面的な地理のごちゃ混ぜも文化です。 紀元前マケドニアのアレクサンドロス大王の遠征でヘレニズム文化が生まれ、その影響は奈良の正倉院にある宝物に見ることができます。 悲しいことですがロシアとウクライナの戦争も結果としてある種の文化を生んでいくのでしょう。 一方、教養はと言えば、次のようなものではと思います。

たとえそのような戦禍にまみれ荒廃した大地であっても、そこには天から一様に降り注ぐ雨があり、いつの日か豊穣な収穫をもたらし美しき花咲かすことができるでしょう。 それをもたらす力こそが教養です。雨や大地は言ってみれば知識のようなものです。それに豊かさや美しさを加えていくのが教養力です。 そして、その元となるもの種子と呼べるものこそが私も含めたこの会社のメンバーです。

取締役 CTO

池田 均

未来をみて「はたらくを変える」

とてもちいさな会社でした。それでも取引先の困りごとを解決したい。 お客様に満足してもらいたい。自分たちの考えるスタンスは崩さずに、できることを一生懸命してきました。 ガンガンとスピード重視で開発したこともありました。大きな受託案件を抱えたこともあれば、新しいサービスに挑戦して失敗したこともありました。 新たなリリースがお客様に大変感謝されることもあれば、時にはお客様にお叱りを受けることもありました。

仕事をつうじて沢山の経験をさせてもらい。 ちいさな会社なりに小さな成功を積み重ねることができました。 そして、わたしたちの目指すものが見えてきました。 目指すものがはっきりとしてくると、仲間が増えより大きなことができるようになりました。

お客様のニーズの少しだけ先をみて提供するためにサービスを作るから、 お客様の求めるものを知り、自分たちで未来を描き、世の中が進むであろう未来を作りたいに変わりました。

弊社のサービスを使っていただくお客様が増え、社会的責任も大きくなりました。 わたしたちがはじめたサービスによって、少しだけでも世の中を変えることができる。 それを言語化したのが、ミッションの「はたらくを変える」です。

「はたらく」というと単純に労働で作業みたいなことをイメージする人もいるかも知れませんが、わたしたちはもっと広義な意味で考えています。 誰かが「はたらく」ことで世の中は変わります。そのはたらき方を変えること、変えることに貢献することで世の中はもっと良くなります。

わたしたちはBtoBソリューション、メディアの両事業を通じて、これからも「はたらくを変える」を実現していきます。

取締役 COO

鵜飼 智史

はたらくって何だろう?

自分の人生を振り返ってみると、あっちへフラフラ、こっちへフラフラ、ほんと失敗ばかりのただの雑草でした。 20代後半に思うところがあってオーストラリアに行ったのですが、スーパーでも平日は夕方17時までしか開いてなかったし、日曜日はお休みで、土曜日もたしか午前中だけ営業しているといった感じでした。 滞在する場所にもよるのだと思いますが、渡豪前、東京であくせく働いていた自分からすると「一体いつ買い物ができるのか?」という風に感じてイライラしていました。 純粋な疑問として、夕方17時に仕事が終わって何してるの?と思ったわけです。

結局約1年間オーストラリアに滞在していたので、現地の方とも触れ合う機会もできて「夕方17時以降は何をしているの?」ということを聞くと「仕事が終わってからは家族といるんだ」という会話がありました。実際にそのように動いているオーストラリアの人々や社会に最初は馴染めなかったけど、あれ?自分が知っている “働く” ではない“はたらく” がココにはあるな。と感じました。

また、そんな海外好きが高じて約1ヶ月間の世界一周ハネムーンにいったのですが、そこでも色んな違いに触れることができました。それこそ一周まわって日本という国はキレイで住みやすいし便利です。 当時、京都に住んでいたので関西国際空港に戻ってきたわけですが、帰りの高速の車の中から見えた夜景が凄くキレイでした。 そして、山のギリギリまで明かりが灯っていることや、夜にも関わらず煌々と照らされた街並みに少しばかり疑問を持ったのでした。 たしかに日本は便利なんですが、その便利さは誰かの犠牲の上に乗っかって実現されているものなんじゃないか。と思ったわけです。あれ?そんなことのために働いているんだっけ?

僕たちは「はたらくを変える」というミッションを掲げて、このはたらくって何だろう?に向き合って、あるべき姿を見出していこうと思っています。 最初は小さなうねりかもしれませんが、より豊かな社会に向けてチャレンジしていきます。