これぞコーラルワーク!?沖縄県の“まちクリーン”活動に参加してきた
皆さんこんにちは!株式会社Dai メディアチームのミサトです。
いきなりですが、沖縄の国際通りエリアでゴミ拾いしてきました!
「なぜ沖縄?」「なぜゴミ拾い?」
そう、これには深いワケがあるんです…
気になった方は、ぜひ記事の続きを読んでみてください!
「コーラルワーク」を実現するには何をすべきか
株式会社Daiは、コーポレートサイトにも記載しているとおり「コーラルワーク」という働き方(はたらき方)を推進しています。じゃあ、コーラルワークってなによ?という話なのですが、これはDaiの造語で、由来はそのまま「サンゴ」です。
ご存じの方も多いと思いますが、サンゴにはいくつもの働きがあります。たとえば、サンゴは多くの生き物の住処になりますし、「褐虫藻」という藻の一種と共生することで、光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を排出します。また、海をきれいにしたり、サンゴの死骸は石灰岩へと形を変えて、私たちの生活を支えてくれたりします。
そんなサンゴにあやかった「コーラルワーク」という取り組みは、『社会(あるいはDaiのメンバーが住む地域)に対して、さまざまな良い影響を与え続ける』企業であり、Daiのメンバーでありたいという想いが込められているのです。
というわけで、Daiのメンバーは住んでいる地域に対して、なにか還元できることはないかと日々考えています。
県外出身、沖縄県在住のリュートさんも、そんなDaiメンバーの1人です。リュートさんの場合は、毎月第1日曜日に沖縄県那覇市の国際通り周辺で行なわれるボランティア清掃活動「まちクリーン in 那覇」に参加されているそう。
2023年7月、たまたまDaiの全メンバーが沖縄に集まっていたこともあり、前述のリュートさんとメディアチームから僕(ミサト)・ユータ、そしてDai代表のカズマサ夫妻の合計5名で「まちクリーン in 那覇」に参加することにしました!
まずは顔合わせ!多様なメンバーが集結
朝8時を回ったタイミングで続々とボランティアの方々が集まります。この日は総勢12名(うちDaiメンバーは5名)での清掃となりました。
まずは1人ずつ自己紹介!初めて参加される方はもちろん、毎回参加している方も改めて自己紹介するのが「まちクリーン in 那覇」のルールだそうです。
こちらの方は、「まちクリーン in 那覇」の主催者の1人である清川勝朗さん。じつは、沖縄県内で知らぬ人はいないご当地グルメ「ポーたま」の代表取締役を務められている方なのです。
清川さん曰く「国際通りは人類のるつぼ。私は大阪出身ですが創業時からずっとこのエリアでお世話になっています。ビーチクリーンはあるのに街クリーンが無いのはなぜだろう?そんなところから始めたのが月に一度の街・クリーンです」
ほかにも、政治家・会社員・大学生、沖縄生まれ・県外生まれなど、ほんとうに多種多様なバッググラウンドを持つ方が一堂に会しています。こういった点は、自治体ではなく有志が主催しているからこその特徴かもしれませんね。
早速まちクリーン開始!隅々まで目を光らせます
自己紹介が済んだところで、2チームに別れて国際通りを回っていきます。
ここで「まちクリーン in 那覇」のルール2つ目!それは「初めて参加した人が、その日の清掃ルートを決める」ということ。清掃ボランティアだからと肩肘張らず「この道を通ってみよう!」「あっちにゴミがありそうだ!」といった具合で、気軽にお喋りをしながらゴミを拾えるのが、この活動の魅力です!今回は、Daiのユウタがチームの進路を決めることになりました。
まだまだ続くゴミ拾い!チームはアーケードのなかへ
チームの歩みは、進行役に選ばれたユウタさんの手にかかっています。
そんな彼の思いつきで、僕たちのチームは長~いアーケードを進むことに。
Daiのリュートさん(左)と、大学生のリュートくん(右)が喋っている様子。
なんとこの2人、名前が同じなんだそう。
リュートさん「大学卒業したらどうするんだっけ?」
リュートくん「県外のIT企業に内定をもらっています!」
リュートさん「Daiに入社したらいいのに!もっと早く誘っておけばな~」
なんて和やかな会話をしながらも、サングラスの奥に見える、ゴミを探す目の鋭さは本物です。
この日は七夕まで残りわずかということもあって、きれいに飾り付けられた笹が設置されていました。さてさて、沖縄の子供たちは、天の川にどんな願いを託したのでしょうか?
少し不躾ですが短冊を読んでみましょう。ワクワク
…
思っていた以上にオトナな願いが多くて、少し目眩がしました。どうか、この方々の願いが良い形で叶うことを願って清掃に戻りましょう!
最後は拾ったゴミでストーリーを作って発表!
ちょうど1時間でゴミ拾いは終了!「ポーたま 牧志市場店」の隣でゴミの仕分けをしていきます。缶は潰して、ペットボトルはラベルとキャップを取り外して…と、けっこう手間のかかる作業ですが、これが大事ですよね。
仕分けが一段落したあとは、清川さんを中心にして拾った面白いゴミの紹介タイムです。
ここで「まちクリーン in 那覇」の3つ目のルールが登場します!それは「拾ったゴミをもとに、簡単なストーリーを作って発表する」こと!
僕たちのチームが拾った、ちょっぴり面白いゴミはコチラ。
- ASKA Premium Concert Tourのチケット(使用済み)
- KIDHOUSEのクーポン
- TOP TREE OKINAWAのクーポン
- 黒いリュックサック(中身は数枚のビニール袋)
このゴミたちもとに、みんなでワイワイとストーリーを考えていきます。
「このチケットを落としたのは、沖縄県の本部(もとぶ)町に住むTさん(50代・女性)。国際通り周辺で一泊したあと、ASKAさんのライブに行く途中で牧志のマックスバリューに寄り腹ごしらえ。そこで、余分にもらった袋をバッグに詰め込んだ。ASKAさんのライブが終わったら、急いで孫の待つ家に帰らないといけない。あまりに急ぎ過ぎて、チケットとクーポン・リュックサックを落としてしまった…」
なんだこれは…とてもヘンテコなストーリーですが、ストーリーが組みあがるにつれて、荷物を落としたTさんのイメージが立体的になっていく感覚が面白い!今回はあくまでも面白おかしな想像のお話でしたが、ゴミ1つとっても、そこには多くの人の人生が重なり合っていることを意識すると、なんだか不思議な気持ちになりますね。
「ゴミ拾い=文化を愛する」ことにつながる気がした
ゴミ拾いの最後には、「まちクリーン in 那覇」に参加した人全員に、清川さんからアイスコーヒーのプレゼントが!汗をかいた身体にキンキンのコーヒーが沁みるっ!
清川さん、ありがとうございました!
今回「まちクリーン in 那覇」に参加して感じたのは「文化って、人々の暮らしの積み重ねなんだなぁ」ということ。(ちなみに株式会社Daiは、企業哲学として“文化を愛し、教養を育む”ことを掲げています)
「まちクリーン in 那覇」に参加した人は、住んでいる場所こそ近い人たちばかりですが、それぞれに歩んできた人生はまったく違います。それが、ゴミ拾いの時間はみんなで1つの目的を達成しようとしているわけです。
他方、拾われるゴミ側にも思いを馳せてみます。ASKAさんのライブチケットを落とした方は、どんな気持ちでライブの時間を過ごしたんだろう?とか、ASKAさんに会うために沖縄に訪れたのかな?とも想像できますね。
そうやって思考を深めていくと、人が出会うとか、ゴミを落とすといった、1人ひとりの歴史が町を形作って、結果的に「文化」を醸成しているような気がしてきます。そうして目に見えない「文化」を、「ゴミ拾い」という形で見える化しているのが、この「まちクリーン in 那覇」なのではないでしょうか。
僕たちの目指すコーラルワーク、つまりDaiの社員として地域に還元していく活動というのも、その根源には「地域や社会への恩返し」があると思います。そして、さらに恩返しの原動力は「その土地の文化を知り慈しむ」こと。そう考えると、今回の「まちクリーン in 那覇」は、コーラルワークに直接つながっていく活動だと思えてきますね!
さて、「コーラルワーク」および「まちクリーン in 那覇」についてお伝えしてきましたが、みなさんはどう感じられましたか?もし僕たちの考え方に賛同していただける方だったり、もっと知りたいと思っていただける方がいれば、お気軽にお問い合わせください!
最後までお読みいただきありがとうございました!