【最終結果】いわて学生チャレンジプロジェクト Bカート賞はあの人!
こんにちは!岩手県在住の伊藤です。
そんな岩手から離れたくない私が、地元にゆかりのある学生企業を応援する「いわて学生チャレンジプロジェクト」へ参画し、先日『最終プレゼン会』に参加して来たのでご紹介します! |
「え!ちょっと待って、そもそも【いわて学生チャレンジプロジェクト】って何?なんで株式会社Daiが参加することになったの?」
という方は下記の記事にて紹介していますので、ご覧いただけると嬉しいです。
▼【ご報告】Daiが岩手の学生起業家を応援するプロジェクトに参画しました!
https://dai.co.jp/article/1367/
3ヶ月の集大成「最終プレゼン」スタート!
雪が積もる盛岡駅にほど近いカワトク別館で、令和5年1月28日に最終プレゼン会が行われました。
最終プレゼンの会場に続々と人が集まります。自信と緊張を感じさせる学生たち。各地から駆けつけた、岩手出身のメンター陣。スポンサー企業のほか、県庁や市役所の職員など、公共団体からの関心の高さを感じます。
そして、いよいよ最終プレゼンが始まります!!
いわて学生チャレンジ、最優秀賞は誰の手に…?
緊張の面持ちで始まった最終プレゼン。
トップバッターは、自身のアパレルブランド「BoyaG」を立ち上げ活動している大学生の田鎖さん。自分に合うコンセプトのブランドを身に着けることで「自分らしさ」を大切にし「自己表現」ができる社会となり、自己肯定感の向上を目指して、ニッチなブランドとユーザーとのマッチングシステムの運営計画を発表してくれました。
BoyaG:https://www.instagram.com/boy_a_g/ |
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宮野さんは「地域みらい留学」を利用して岩手に山村留学中の現役高校生。国内留学という「住民体験」によって、訪れた人も地域の住民も双方の価値観を広げられる体験をしました。そこから自らが「地域みらい留学」のコーディネーターを育成し「地域みらい留学生」と地域住民の関わりをより深めて、価値観を広げる計画を発表してくれました。
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彩景チームの佐藤さんと田村さんは、農家商社マン計画と称し『農家が農業を続けられる未来』を目指します。そこには地元「本寺の荘園風景を残していきたい」という強い気持ちをビリビリ感じます。それぞれの農家さんだけでは難しい調査や統計分析、商品開発などをサポートする事業計画です。
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内藤さんは、教科書のシェアリングエコノミーのためのアプリのプレゼンをしてくれました。自身が開発した自大学学生専用の「時間割アプリ」との連携で、教科書を使い終わった人と必要になる人にリーチし、仲介する形でシェアリングエコノミーを実現します。これにより、教科書を譲る人はキックバックが入り、受け取る側は代金を節約できます。
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野呂さんのプランは、消費ではなく創造していく社会を目指し、創造に没頭するクリエイターマッチングプラットフォームの事業プランです。クリエイターとそれを欲している人をマッチングする計画で、そうして出来上がった作品で地下帝国を作るという壮大な構想を発表してくれました。
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各発表に対する質疑応答では、計画の甘さを指摘する意見や、別角度でのアプローチの示唆など様々な意見が交わされました。ついに結果発表です。
結果発表
最優秀賞 | 宮野なつ |
スポンサー GRCS賞 | 宮野なつ |
スポンサー 近藤設備賞 | 野呂歩希 |
Bカート賞 | 宮野なつ |
Bカート賞をはじめ3つの賞を受賞した宮野さんは「地域みらい留学」の制度を利用し、出身の千葉県を離れ、岩手県の中でも山間に位置する葛巻高校に進学しました。
地域留学の経験をきっかけに、“その人の価値観”が住んでいる地域や交流する人に影響されること、地方は特に“様々な価値観”が狭くなっているのでは?そのままじゃもったいない!と課題に感じたとのことです。課題解決と同時に、住むことで初めてわかるその土地の良さをもっとアピールしたいという想いで3か月間、事業プランをブラッシュアップしてきました。
最終プレゼンでは宮野さん自身が参加している地域みらい留学のコーディネーターとしての活動を通して、地域みらい留学の参加者だけでなく、留学生を迎える地域住民の“価値観”を広げ、地域の関係人口を増やしていく構想を発表してくれました。
話はすこし逸れますが、弊社が目指す「コーラルワーク」では、各地方にメンバーが住むことで都心だけでなく地方から日本全体が豊かになっていく未来を目指しています。
宮野さんの事業の先では、日本中の“価値観”が交流し、関係人口が増えることで、日本全体が活気づく未来が目に浮かびます。私たちの「コラールワーク」に重なるものを強く感じ、Bカート賞として賞金の授与となりました。
その後の宮野さん
結局宮野さんは賞金を何に使ったんだろう?と気になっている方も多いのではないでしょうか?では早速紹介いたします!
宮野さんは賞金の使い道について次のように話しています。
「誰かの価値観を広げるためには、まず自分の価値観を広げる必要があり、たくさんの人と話していろんな経験をすることが大事だと思っていて。その価値観を広げるために賞金を使ってタイに行ってきます。」 |
「価値観の狭さ」地域みらい留学で感じた課題に宮野さん自身が危機感を持ち、まずは自分の“価値観”を広げるために行動を起こしているのだと思います。その“価値観”を広げる術を日本に持ち帰り、各地でイノベーションを起こしてくれるのではないかと期待しています。
そんな宮野さんのツイッターはこちらです。
▼https://twitter.com/na_tsu_myn
さいごに
今回の活動を通して、「人のつながり」の大切さを改めて感じました。企業の活動は社会にコミットしていくことであり、様々な人々との関係の上で成り立っているのだと思います。
学生さん達はまだ起業の第一歩を踏み出しただけかもしれませんが、目指す未来を実現すべく立ち上がった勇敢な者達の大きな一歩だとも思います。どんどんあちこちを巻き込んで「人の和」が広がっていく、そんな未来の先にDaiの目指す「コーラルワーク」があるのだと思います。
メンター陣の先生方はもちろんDaiはこれからも岩手の学生さん達の支援を行っていきます。 |
もし、この記事を読んで「私もDaiでコーラルワークの実現を目指してみたい!!」と思ってくださったら、下記のリンクからエントリーをお待ちしております。
株式会社Daiエントリー
▼https://herp.careers/v1/dai3