株式会社Daiでは、四半期ごとに社員全員が集まるイベント「General Meeting(通称:GM)」を開催しています。
この記事では、6月に行なったGMの様子をGMcreaters(GM実行チーム。以下GMC)メンバーがお伝えします!ぜひご覧ください。

GMとは?

私たち株式会社Daiは、ミッションである「はたらくを変える」を実現するため、日本全国からフルリモートで「コーラルワーク」という新しいはたらき方に挑戦しています!

「コーラルワーク」とは、Daiで使われている造語。サンゴが光合成を行い二酸化炭素を酸素に変換して生態系を豊かにしていくように、メンバー、家族、地域、そして社会全体が豊かになっていくようなはたらき方を目指しています。
そんな私たちが3ヵ月に一度、日本のどこかに集まって開催するのがGM(General Meeting)です。

GMを通してメンバーが住む土地の文化やその土地に居る意味を知ることは、社会を知る・学ぶことに繋がります。そしてそれは、私たちの目指す社会を豊かにするはたらき方、「コーラルワーク」を発展させています。

記念すべき第10回目は「塩尻」で開催

そんなGMも、今回で開催10回目を迎えます。
記念すべき10回目のGMは、長野県在住メンバーが企画。日本の中心・長野県、そのほぼ中心に位置する「塩尻市」で開催しました!

GMを開催するにあたり、「長野県のことは大好きだけど、自分の住む街で実際どんなことが起きているんだろう?それをみんなに語る、学んでもらうことってむずかしい…!」という壁にぶつかりました。
そこで駆け込んだのが、塩尻を拠点とするコミュニティ「スナバ(※1)」。

(※1「スナバ」)
2018年8月に長野県塩尻市に誕生し、「生きたいまちを共に創る」をビジョンに掲げ活動するコミュニティ拠点。市民の、市民による、市民のための「シビック・イノベーション」の中心地として、課題も欲求も自分ごとで考え、行動を起こす「シビック・イノベーター」を増やし、一人ひとりが生きたいまちをつくるためのムーブメントを生み出しています。

「スナバ」コミュニティの皆様に相談したのはこんな内容。
・塩尻のまちづくりについて知りたい
・塩尻の「DX(デジタルトランスフォーメーション)」がアツイらしい
・塩尻らしい、オフラインでしかできない体験をしたい

相談すると、あれよあれよと塩尻GMにぴったりな方・場所に辿り着いていくのです。そして生まれた塩尻GMのテーマは、「まるっと丸呑み塩尻GM」。
信州に関わるゲストをたくさんご招待し、塩尻を学び尽くす!語り尽くす!味わい尽くす!コンテンツ満載、すべて丸吞みしてほしい思いを込めた2日間となりました。

ここからは、企画担当のGMCメンバーがそれぞれのコンテンツをレポート!↓

オープニング

オープニング・後述の会計勉強会は、塩尻市・えんぱーくにて行いました。

オープニングを通して塩尻GMのテーマや全体予算、スケジュールなどをメンバー・ゲストに共有。どのGMもひとつも同じものがないので、オープニングはいつもワクワク!この時間があることで、GMの2日間がより充実しているといえます。

スライドの表紙

会計勉強会

オープニング後は、GMで必ず開催している会計勉強会がはじまります。全員ではないんですけどね。毎回この説明を当ブログ内でしているので、今回は割愛します!(気になる方は過去記事もご覧くださいませ)

今回は顧問の先生がご都合つかず、大森さん(当社メンバー、いたるさんの先輩)が講師を務めてくださいました。当然ながら詳しい内容はご紹介できないのですが、今回は勉強会の趣向が今までとは異なりました。なので、すこーしだけご紹介します。

たとえ話がわかりやすい!

Daiという組織がとくに何に対して出費をしているか。数字を通して、我々が何を大切にしているのかが見えてくるものもあります。
じゃあ、組織が大切にしていることは何でしょう?もし自身が経営者の立場であれば、大切なことのためにどんなお金の使いかたをして、どんな効果を期待するか。そんなことを、自由にディスカッションして考えてみます。

まじめに話してます

そもそも今この会社はお金は使えるのか?もっと使うべきなのか?それを想像・提案するにも、数字を意識することは大切。とはいえ数字をみて想像するって容易じゃない気もするんです。う~ん…。
それでも、「勉強法はいっぱいあって、みなさんでもできます!」と、大森さんは例を交えて後押ししてくださいました。

真剣に考えてるとこ

単に数字を見るわけでも、ただ組織が存在するわけでもなく、自分ごととして組織を捉えたらどうなのか?を考える機会です。
答えはひとつじゃないんですけど、今回の勉強会、実際楽しかったなあ。

フレッシャーズの会

さてさて、入社1年未満のメンバーは会計勉強会は参加せずに、フレッシャーズの会独自のコンテンツで交流をします。
今回のフレッシャーズの会では「レゴシリアスプレイ」を体験することになりました。
メンバーのなかには「レゴを触ったのも生まれて初めて」という人もいて、レゴブロックで楽しく遊ぶなかで、自分自身を発見していく?そんなことできるの?と、みんなドキドキしながら取り組む機会となりました。

レゴシリアスプレイは、Google社やNASAでのチームビルディング研修でも使われたりするなど、論理と直感を行き来しながら表現することができるという、なんだかすごそうなもの。ガイドしてくれたのは、Daiのお地蔵さんこと「いたるさん」です。

謎スキル持ち過ぎ地蔵(※褒めてる)

作務衣?甚兵衛?かよくわからない和服。ぱっと見めちゃ怪しい。
しかし!レゴシリアスプレイ認定ファシリテーター資格というものがあるらしく、それをちゃんと取得したプロのファシリテーターです。

最初はとても簡単なワークから始まって、徐々に内面を掘り下げていくようなワークに移行していきます。
「こんなんできるんかいな」と思いつつも意外とちゃんと表現できて、90分の時間があっという間に過ぎていきました。

最後はみんなで今回のワークを通じてつくった作品をシェア。
子供が楽しく遊ぶだけのオモチャだと思ったら大間違い、めっちゃ奥深い。
無限の可能性に溢れるレゴシリアスプレイを体験し、各メンバーがこれからやってみたいこと、これからの可能性をたくさん感じることができました。

また全員でやってみたいなー!

まるっと丸呑み その① 塩尻を知る

みんなで学ぶ会計勉強会と、フレッシャーズによるレゴを通じた勉強会のあとは、全員でCore塩尻(※1)に集合して次のパートへ。ここからは、「塩尻ってどんなまち?どんな魅力があるの?」を知ってもらうための企画。
3名のゲストをお招きし、メンバー全員でお話を聞かせていただきました。

(※1 Core塩尻)
塩尻市が手がけた地域拠点。地域のDXに関する新たな“核”となり、「最先端の技術を活用し、まちに変革を起こし続ける場所」となることを目指して2023年6月にオープンした施設。塩尻市や企業と連携しながら塩尻市振興公社が運営されています。


DXを知る

今回、塩尻GMを開催するにあたって、市内外の方と関わってきてわかったのは、「なんか塩尻市って、市役所がグイグイ積極的にまちづくりしているらしいぞ」ってこと。とくにデジタル化に関しては、日本のなかでもかなり先進的なことをしてるらしい。(というのをこのとき知った。)
ということで、塩尻市のDXやまちづくりに関して教えてもらうべく、塩尻市役所の小澤光興さんにお話いただきました。

小澤さんは、塩尻市の最高デジタル責任者(CDO)で企画政策部参事・デジタル戦略課長として活躍され、地域や行政のDXを先頭に立って推進されてきたすごい方。今年の春からは信州大学の情報・DX推進機構で、地域のDX推進に携わられています。

塩尻市のDX、聞けば聞くほどすげ~~~!

AI活用型オンデマンドバスが運行していて、乗りたいときにはスマホで簡単に予約ができる。
テレワーク施設「KADO」では、多くのママさんたちのお仕事を生んでいる。
他にもたくさんあるけど、さまざまな場面で積極的にデジタル化を推進し、地域の課題解決&住民が心地よく暮らせるようなまちづくりに取り組んでいるとのこと。

す、すげ~~~~~~~!!

こうした取り組みは他の自治体にも注目され、全国から行政の方がたくさん視察に訪れているそうです。
小澤さんをはじめ、塩尻市役所には地域課題に対して積極的に取り組んでいる職員の方が多いこともわかり、まちづくりに対する強い想いをヒシヒシと感じました。
今後も自動運転技術の実用化や、地域産業のさらなる活性化を目指し、塩尻市はもっともっと進化していくようです。

ワインを知る

続いて、塩尻市のまちづくりを語るには欠かせないワイン!
「ワインといえば山梨っしょ」と思われがちですが…。実は、塩尻にはたくさんのぶどう畑とワイナリーがあるんです。
国内のワイン生産量ランキングでは、山梨に次いで2位は長野県!その長野県における県内生産量1位は、なんと塩尻市。(というのもこのときに知った。)

ということで、塩尻の観光推進&ワイン文化の普及に注力する「株式会社HYAKUSHO」代表 田中暁さんと、塩尻市のワイナリー「BellyBeadsWinery」のワイナリー長兼取締役かつ、果物の加工品を生産する「矢沢加工所」取締役 川島和叔さんにお話いただきました。

まずは、川島さんからいただいた矢沢加工所のぶどうジュースで乾杯!
甘みと酸味がバランスよくギュ~っと詰まってて、濃い~っ!

ワイン用のぶどう(メルロー)で作られたぶどうジュース

地元のワイン産業の発展と地域活性化に深く関わっていらっしゃる田中さんと川島さん。
田中さんからは、塩生産者と消費者を繋げるイベントやワイン好きの人々をつなげるワインサークルのエピソードをお話いただきました。

地域おこし協力隊として塩尻を訪れ、そのまま移住された田中さん。
当時は、冒頭で紹介した『スナバ』立ち上げ時のコミュニティマネージャーとしても活躍されていたそうです。マジモンの行動力の鬼ですね。
現在はその行動力を活かしてさまざまなイベントを企画し、県内外の多くの人を巻き込んで塩尻ワインの文化をガンガン盛り上げているそうです!

そして川島さんからは、実際に現地ではたらく人たち目線でのお話をお伺い。
塩尻特産のナイアガラやコンコード(←ぶどうの品種名ね)の生産で地域農業を活性化させつつ、その生産物を用いたワイナリーや加工所の運営もされているとのこと。
生産から加工までを一貫して塩尻で行なうことで『塩尻ワイン』としてのブランドを高めつつ、田中さんと協力して新たなファンの創出も。

す、すげ~~~~~~!!

そんな川島さんですが、ワインはそんなに飲めないそう(笑)
甘いもの好きじゃないけどパティシエしてる、みたいな感じなのかも。それもまたイイ。

まるっと丸呑みその② 懇親会

そして、夜はみんなでごはん。
懇親会は塩尻呑食堂Tetsuにて、塩尻名物「山賊焼」をはじめとした信州グルメを大満喫!多数のゲストにもご参加いただき、楽しい時間を過ごしました!

塩尻名物山賊焼と馬刺し

生産者の方のお話をきいたなら、その方たちが作ったものを味わうべき!
信州を“丸吞み”するべく、ゲストの方が作られた信州産のドリンクを多数ご用意。

・塩尻市 BellyBeadsWinery ワイン各種
・塩尻市 矢沢加工所「ヤマソーヴィニヨン100%ぶどうジュース」
・塩尻市 たのめ企画 「ナイアガラホップ」
・駒ケ根市 りんごのきのした農園「りんごジュース 完熟サンふじ」

左:ナイアガラホップ 右:ワイン・ぶどうジュース

りんごのきのした農園さんのりんごジュースは、Dai特製オリジナルラベルをデザイン!
橿原GMのロゴも塩尻GMバージョンに生まれ変わり、4種類の素敵なラベルに。
同デザインのステッカーも全員にプレゼントしました。

コーラル×りんご、かわいい~

「塩尻呑んでも呑まれるな!第一回 しゃべらせ王」

さあ始まりました懇親会謎(?)コンテンツ『第1回しゃべらせ王』。
レギュレーションは以下のとおりです。

【基本ルール】
①各人の背中にランダムな「NGワード」が書かれた紙をペタリします。
②持ち前のトークスキル(※あるかないかは置いといて)を駆使し、
 その「NGワード」を、ペタリされている本人にしゃべらせる。   以上

もちろん、無理矢理自分の背中を見てNGワードを知るのは禁止!そして「自分のNGワードを喋っちゃったら負け」ではなく、喋っちゃっても「他の人に喋らせれば勝ち(ポイントGET)」である。
守りに入っても勝てないということで、あちこちでトークが弾む弾む。

(最後まで)出なかった COOの 「愛してる」

前回のならしかとは違い、しゃべらせ王は完全個人戦。
同盟を組んで数人がかりでしゃべらせにいくメンバーもいたり…?

作戦会議をするワル(※マナーは守ってます)

しゃべらせ王の合間に、前回に引き続き似顔絵sayakaさんの似顔絵プレゼント企画も!
2回目のメンバーは4月~6月生まれの「つ~よん」「ポリティ」「キモティ」「コタロ」「ショー」「熱波師」の6名。

そっくりである

そして…

第1回しゃべらせ王、優勝したのはセールスチームのエースでした。
さすがセールス、しゃべらせるのはお手の物らしい!

そんなこんなで懇親会では濃ゆめのトーク&塩尻グルメを満喫し、1日目終了!

帰り道にクワガタいた

まるっと丸呑みその③そば打ち

信州といえば、信州そば!
ただ、お店のおそばを食べるだけでは丸呑みとは言えないんじゃない…?
今回は、そばについて学ぶ!自分たちでそばを打つ!そして食してほしい!
ということで、NPO法人 信州そばアカデミーさんにて、そば打ちを体験しました。

まずは理事長の赤羽さんから、塩尻とそばの歴史についてお話いただきました。塩尻市は「平出遺跡・本山宿・木曽漆器・野菜花き試験場」と、そばに関する「4つの宝」が存在するとてもゆかりのある地域なのだそう。

「そば打ちは科学である!」という赤羽さんのお言葉のもと、顕微鏡画像でそば粉を見る。
そば粉の挽き方でこんなにも粒子が変わり、味が変わるって面白い!丁寧に挽かれた塩尻のお蕎麦、美味しいに決まってるよね?

ということでいよいよチームに分かれてそば打ちです。
各チームに先生がついて指導してくださいました!なんと贅沢…!

みんなとっても楽しそう
メンバーが切ったそば。上手!
メンバーが打ったギッタギタのうどnお蕎麦と名人が打ったピカピカのお蕎麦

名人が打った絶品のお蕎麦をいただいたあと、自分たちで打ったお蕎麦を味見!太さがバラバラだったり、そば粉全体に水が行き渡るように混ぜ合わせる「水回し」がうまくいかず短く切れてしまうことも。それもまた思い出ですね!ちょっと不細工な見た目でも、味は本当においしかったー!みんなで一緒に打ったお蕎麦を一緒に食べる、忘れられない体験になりました!

自分たちで打ったそばは格別

おわりに

ここまで、長野県塩尻市で開催した塩尻GMについてご紹介しました。
今回で10回目を迎えたGM!地域の方と直接語り合い味わうことで、塩尻の魅力をまるっと感じてもらえたのではないでしょうか。

本当に、塩尻にはいい人しかいない…!
このブログを借りて改めてあらためてお礼させてください!
一緒に塩尻GMを作ってくださった皆様、ありがとうございました!

次はぶどうの収穫シーズンに来たい

都度進化を遂げている!?と噂のGM。
次回は兵庫県・丹波市での開催が決定しています!
どんな内容になるのか、とっても楽しみで夜しか眠れません。

この「コーラルワーク」というはたらき方をより発展させるため、私たちは一緒にはたらく仲間を募集しています。この記事を読んで、Daiのことが気になる!もっと知りたい!と思っていただけ方は、ぜひご連絡ください!