DX推進に関する取り組み

DX推進のビジョンと目標

「はたらくを変える」をミッションに

テクノロジーの進歩と環境の変化を捉えながら、「はたらくカタチ」が進化する未来に貢献することを目指します。私たちのビジョンは、革新的なデジタル技術を活用し、企業間取引のデジタル化を推進することにより、より効率的で、柔軟なビジネス環境を創造することです。これにより、企業が直面する課題を解決し、はたらく人々がより創造的で意義のある仕事に集中できる「創造的で自由な選択肢に溢れた社会」を実現することを目指します。

DX推進の目的

企業間取引のデジタル化の推進

デジタル技術を活用して、企業間取引をよりスムーズかつ効率的に行えるプラットフォームを提供することで、デジタル化が遅れているB2Bの業界の変革を促進します。

企業の生産性向上とコスト削減

弊社が提供するB2B Eコマースのクラウドサービス「Bカート」を通じて、企業のオペレーション効率を高め、コスト削減を実現します。これにより、企業の競争力を強化し、持続可能な成長を支援します。

「はたらく」の価値観の変革

デジタル技術を活用することで、時間や場所に縛られない柔軟な働き方を促進し、仕事とプライベートの調和を実現します。また、創造的な仕事に集中できる環境を提供することで、個々の能力と満足度を高めます。

イノベーションの促進と知識の共有

自社の取り組みを通じて、新しい働き方やビジネスモデルの可能性を探求し、その知見を業界や社会に広く共有します。こうした情報発信は、他の企業や業界のイノベーションを触発し、全体としてのデジタル変革を加速させます。 このビジョンと目的をもって、私たちは「はたらく」の未来を刷新し、企業と社会の持続可能な発展に貢献するDX推進を目指します。

DX戦略の概要

テクノロジーの最大化

最新のテクノロジー(クラウドコンピューティング、AI、ビッグデータ、IoTなど)を活用し、企業間取引プラットフォームの機能性と利便性を最大化します。これにより、顧客により良い体験を提供し、業界内での競争優位を確立します。

顧客中心のイノベーション

顧客のニーズと課題を深く理解し、それに基づいたサービスの開発に注力します。顧客からのフィードバックを積極的に取り入れ、継続的なサービス改善を行います。

データドリブンな意思決定

取引データやユーザー行動データを収集・分析し、ビジネス戦略やサービス改善のための意思決定に活用します。データを基にした予測分析を行い、将来の市場動向や顧客ニーズを先読みします。

セキュリティとプライバシーの強化

デジタルサービスの信頼性を確保するために、セキュリティとプライバシー保護の取り組みを強化します。最新のセキュリティ技術を導入し、顧客データの安全を守ります。

パートナーシップとエコシステムの構築

他の技術提供者、業界団体、教育機関との連携を深め、共同でイノベーションを推進するエコシステムを構築します。これにより、新しいアイデアや技術の導入を加速し、業界全体のデジタル化を促進します。

人材の育成と組織文化の変革

DXを成功に導くためには、デジタルスキルを持つ人材の育成が不可欠です。従業員に対する継続的な教育とトレーニングを提供し、デジタルに精通した人材を確保します。また、イノベーションを促進する組織文化の醸成に努めます。

持続可能性への貢献

DXの取り組みを通じて、環境に配慮したサステナブルなビジネスモデルの推進を目指します。エネルギー効率の良い技術の採用や、ペーパーレス取引の促進などを通じて、環境への負担を減らします。

DXプロジェクト

Bカートの展開

プロジェクト概要

Bカートは、企業間取引をデジタル化することを目的としたクラウドベースのサービスです。このプラットフォームは、顧客との取引効率を向上させ、生産性の向上とコスト削減を実現することを目指しています。

実施内容

多岐にわたるBtoBの商習慣に対応したBカートを通じて、企業間取引を効率化し、ペーパーレス化を推進。親しみのあるEコマースのUIを採用し、顧客体験の向上を図る。クラウドサービスとして即時にシステムを利用開始できる環境を提供しています。

成果

取引プロセスの効率化により、顧客との取引時間を大幅に短縮し、企業の運営コストを削減しました。業務効率化のみならず新しい市場へのアクセスが可能になり、企業の成長機会の拡大にも貢献。利用企業からのポジティブなフィードバックにより、サービスの改善と拡張を継続しております。

コーラルワークの実践

プロジェクト概要

新型コロナウイルスの流行を機に、当社は「コーラルワーク」と名付けた新しい働き方を導入しました。単なるオフィスの代替であるテレワークではなく、多様性、共生、持続可能性を追求し従業員が日本全国どこからでも働けるはたらき方を実践

実施内容

従業員がどこからでもアクセスできるように、クラウドベースのコラボレーションツールやプロジェクト管理ツール、セキュリティシステムを導入。 オンラインでのコミュニケーションを活発にするためのガイドラインとトレーニングを実施。 従業員からのフィードバックを収集し、継続的にワークフローを改善。

成果

働き方の柔軟性が大幅に向上し、従業員の仕事とプライベートのバランスが改善。 従業員のエンゲージメントと満足度が向上し、生産性の向上につながる。 地理的な制約を超えた採用が可能になり、優秀な人材の確保に貢献。

顧客や社会への価値提供

私たちの提供するBカートは、1500社以上の導入実績を誇り、のべ60万社が発注業務に利用しています。Bカートの導入により、多くの企業がFAXや電話による受注入力といった、生産性の低い業務から解放されました。これにより、企業はより創造的な業務に時間を割くことができるようになり、効率的なビジネス運営を実現しています。

Bカートのクラウドサービスを通じたデジタル化の推進は、紙ベースの文書からデータへの転換を促進し、よりエコでサステナブルなビジネスプロセスへと変革しています。この取り組みは、企業が環境に配慮した運営を行いながら、同時に「はたらく」の質を向上させることを可能にします。

私たちは、Bカートを通じて提供する価値が、単にビジネスの効率化を超え、はたらく人々がより創造的な活動に注力できる社会の実現に寄与していると確信しています。未来に向けても、私たちの技術とサービスが、より良い働き方と持続可能な社会の構築に貢献することを目指してまいります。

今後のDXに向けた計画と展望

私たちの目指す未来は、テクノロジーと人間性が融合した新しい「はたらく」の形を創出することです。このビジョンの実現に向け、以下の計画と展望を持っています。

B2B領域のDX強化

市場の変化に迅速に対応し、顧客企業が直面する課題を解決するための革新的なサービスを提供することで、産業全体のデジタル化を促進します。

AI技術の積極的な導入

私たちは、AIを積極的に活用して、より創造的な働き方を実現します。AIを通じて、ルーティンワークを自動化し、人間が本来持つ創造性を発揮できる環境を整えることが目標です。これにより、従業員がより価値の高い業務に集中できるようになります。

人間力の向上

「はたらくを変える」というミッションを実現するためには、テクノロジーの進化と同様に、「人」そのものの内面的な成長が不可欠です。私たちは、「文化を愛し、教養を高める」という企業フィロソフィーの下、従業員一人ひとりが持つ人間力の向上を目指します。これには、単に専門知識を深めるだけでなく、広い視野を持ち、多様な価値観を理解し、新たなアイデアを生み出す力を養うことが含まれます。

地域社会への貢献

全国各地に社員がいる私たちは、地域社会への貢献も重視します。地域特有の課題解決に貢献するプロジェクトを展開し、地域経済の活性化と持続可能な社会の実現に努めます。

これらの計画と展望を実現することで、私たちはテクノロジーを駆使した新しい「はたらく」の未来を創り出し、社会全体の進化に貢献していきます。